一流の男性を引き寄せる恋愛法則【vol.11】歳とともに恋愛力が高まる女性とは

歳とともに恋愛力が高まる女性とは

恋する準備から結婚まで、女性がどうすれば充実した人生を送れるか、見てきました。
結論は、単純です。女ゆえの勘や特性(女感力)を生かし、自分を磨いて魅力的で賢い女性になれば、よほど状況が悪くない限り、絶対に幸せになれるのです。

もう恋することを怖がってはいませんね?
確かに恋愛は疲れますし、時に怖く厄介で、切なく痛いものです。仕事で昇格するわけじゃないし、お金が入るわけでもない。免状やライセンスをもらえるわけでもありません。残るのは思い出だけ。不倫など危険をはらんでいる恋の場合は、周りは大方やめろと言う。「なーんて馬鹿な人でしょ」などと陰口をたたかれ、誰にも立派な女性だなんて言われません。
でもそこには、なにをもってしても代え難い〝一瞬という名の永遠〟があるのです。
もう恋に依存することはありませんね?
独立した、孤独を恐れない品格ある女性なら、そんなことには決してなりません。
私は、インタビューや座談会などは好きですが、たくさんの人の前で高いところから話す講演会などはまだまだ苦手です。一生懸命やりますが、緊張して仕方ありません。態度は大きいのですが、実は気が小さいのです。でも、それを克服することが大事だと思っています。いろいろなことを経験することよって、TPOに合わせられ、たくさんの人の気持ちがわかり適切な対応ができる人間になれると思うから。
みなさんも、なるべくパブリックな場所に出るようにしましょう。お稽古事でもスポーツクラブでもなんでもいいのです。みんなの前で話す機会を増やしましょう。いろいろな人と会いましょう。一人でもみんなといても大丈夫な、自立した大人の品格ある女性になるために。

もう自分勝手な思いから行動することはありませんね?
彼氏を囲いたがる癖があって、いつもダメになってしまう友人がいます。そこそこ上品で、教養もキャリアもあってきれいなのに、本当にもったいない話です。
彼女のお相手の男性も私の友人だったので、私に相談してきたことがありました。聞くと、「私がいないとダメじゃない」「昔の彼女ってどんな人?」など、とにかく自分のものにしたがるような言動が多いそうです。こうなると、質問ではなく詰問です。

「すごく息苦しくて、家中の窓をバンバン閉められている感じだよ」

そうつぶやいた彼はやはり彼女と別れて、今はすごい愛妻家になっています。男を生かすも殺すも女次第、という面は強くあるのです。

もう楽で平穏なだけの、向上や充実のない世界で生きようとは思いませんね?
知人の女性が自戒を込めて言っていました。〝女ばかりで群れていると、楽しいがダメだ。楽なだけで、なにも刺激がなく、それでいて男の話ばかりしている〟と。
恋でも仕事でも、人生全体でも、なにか目標を持ちましょう。大きなイエスを掲げたら、目前のつまらないノーには反応しなくなります。
「私は、そんなことはしません」「こうします」と言える自信と価値観を身につけましょう。それだけでも周辺環境が変わり、心がけも顔も変わっていきます。
恋に品格があるとすれば、それは、「うつくしいあなた」が恋をする時の品格です。恋愛でも結婚でも、同志として共に生きていける品格ある男性を選び出しましょう。

人はどんどん成長していきます。品格もどんどん深まっていきます。月日を重ねれば重ねるほど、きちんとした道を歩く人は、恋愛力も人間力も高まっていくのです。

【習慣】
最後にもう一度。女性である自分を、存分に楽しみましょう。それが女感力を磨き、品格を上げ、幸せになる近道です。

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この連載について

初回を読む
恋は探すものではなく、やってくるもの。
女性に備わる特別な力を高めることで、なぜかイイ男から愛される。
人生が輝く!

【著者】
いつか(旧:角川いつか)
東京生まれ。著書は『一流のサービスを受ける人になる方法』(日本経済新聞出版社)『ガラスの天井のひらきかた』(KKベストセラーズ)『わたし幸せじゃないの?』(経済界)など、電子書籍を含め50冊を超える。恋愛・結婚についての辛口エッセーやビジネスマンの成功と孤独に焦点をあてたビジネス書など、幅広いジャンルの執筆活動をしている。
世界50カ国以上を駆け巡り、各国、各界に多彩な人脈を持つ。テレビのコメンテーター、ラジオ出演、講演、トークショー、企業セミナーのプロデュースも行っている。
「角川いつか」として上梓した著書は多数。ベストセラーとなった『成功する男はみな、非情である。』(PHP研究所/だいわ文庫)、『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』(PHP研究所)はアジア各国で翻訳された。

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