一流の男性を引き寄せる恋愛法則【vol.10】彼をその気にさせる誘導法

彼をその気にさせる誘導法

どうも私が思うに、女性たちの間にはけっこう大きな誤解が流布しているようです。
好きな人ができれば、男も結婚したがるのが当然だ、というものです。
しかし普通に言って、男性の「縛られたくない」「自由でいたい」という気持ちは、私たち女性が想像するよりはるかに強いようなのです。

では、そんな習性をもつ男性たちが結婚したくなる時とは?
あなたとずっと一緒にいたいと思った時です。同じ空間にいて嫌じゃない、気にならない、楽しい、癒される――。そんな関係なら、男性はあなたを結婚相手に選ぶでしょう。そして、「結婚するといいことがあるし準備もできた」と思えれば、男性は結婚を決めるでしょう。そんなつながりこそが長続きする結婚だと、私は思います。

私のトークショーでのこと。
「恋人同士なら、同じ花を見て一緒に美しいと感動できるようなことが、一番大事ですよね」と、あるファイナンシャル・プランナーの女社長に問いかけられました。
「全然思いません」と私が答えたところ、会場は爆笑で、男性はみんなうなずいていました。女性は少数でしたが。
お互いの違いを認め合えることこそ品格だと思います。結婚は、耐久レースのような長い旅です。お互いの努力が必要なのです。

さて、「男性を結婚したい気にさせる」にはどうすればいいでしょうか。
まず女性から「結婚したい」と言い募ることは、男性にとって縛られる気持ちになるので絶NGです(言うなら冗談気にかわいらしく言って、逃げをつくっておくべき)。
そして、これまで見てきたような、彼氏を惹きつける術を総動員します。
神秘性、笑顔、ファッション、優しさとセクシーさ、サプライズの演出、慎ましやかな女らしさなどによって、彼の心を惹きつけて離れないようにしておくのです。

そうしたうえで、男の独占欲や「手放したくない気持ち」を強めたり、結婚する状況をつくってしまうといいでしょう。
例えば、デートを断ったりメールを一度返さなかったりなど、気持ちが少し離れたように装ってみる(嫉妬の活用)。「もし私たちが結婚したらどうなるだろうね」と、あくまで推測として気軽に聞いてみる(共通の夢をもつ)。素敵な家などを見た時「こういう家に住みたいな」とつぶやく(二人の生活を夢見させる)。彼が疲れたり弱っている時、マッサージやいたわりの言葉をかける(優しさと家庭感の演出)。彼の両親を味方につける(プレッシャーをかける)。話がある程度進んでいれば女性主導で結納などを決めてしまう(男性から積極的に結婚に動くことは少ない)。特に効くのは、料理の腕を磨くこと(料理のうまい女性には勝てません)。別れすら覚悟して「結婚してください!」と言う正攻法だってあります。
そうして男性から、「別れる気なんかない」「ずっと一緒だよ」「一緒になりたいな」なんていう言葉を引き出せれば、日本の男性は自分が言ったことに責任をもつ人が多いですから、きっと結婚にまでたどり着けるでしょう。
また、夢を叶えるための4つのステップというものがあります。①具体的に目標を立てる(この人と結婚する!)。②期限を決める(1年後にゴールイン!)。③今できることから始める(彼の実家に行こう!)。④夢が実現した時のイメージを固定させる(こんな家に住んで、こんな生活をして……)。この法則も参考にしてくださいね。

いずれにせよ、この本に書いてきたような、女感力の磨かれた魅力的で品のある女性になっていれば、黙っていても彼氏の方から素晴らしいプロポーズがやってくるはずです。そんな素敵な女性を手放せる男性は、そうそういないでしょうから。

【習慣】
男性の生来もつ「フリー欲求」より強く、あなたへの「独占欲」「責任感」をもたせましょう。結婚に至るためのツボです。

BACK  NEXT

この連載について

初回を読む
恋は探すものではなく、やってくるもの。
女性に備わる特別な力を高めることで、なぜかイイ男から愛される。
人生が輝く!

【著者】
いつか(旧:角川いつか)
東京生まれ。著書は『一流のサービスを受ける人になる方法』(日本経済新聞出版社)『ガラスの天井のひらきかた』(KKベストセラーズ)『わたし幸せじゃないの?』(経済界)など、電子書籍を含め50冊を超える。恋愛・結婚についての辛口エッセーやビジネスマンの成功と孤独に焦点をあてたビジネス書など、幅広いジャンルの執筆活動をしている。
世界50カ国以上を駆け巡り、各国、各界に多彩な人脈を持つ。テレビのコメンテーター、ラジオ出演、講演、トークショー、企業セミナーのプロデュースも行っている。
「角川いつか」として上梓した著書は多数。ベストセラーとなった『成功する男はみな、非情である。』(PHP研究所/だいわ文庫)、『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』(PHP研究所)はアジア各国で翻訳された。

電子書籍を読む!