一流の男性を引き寄せる恋愛法則【vol.6】ラテン系の女性に学ぶ

ラテン系の女性に学ぶ

マナーだ、気品だというと、どうしても欧米中心のものですが、それは彼ら西洋人の世界に合ったマナーであり気品です。
日本はかなり西洋化していますから、欧米流の価値観が浸透していますが、もともと黄色人種で独自の文化をもっています。
そうした日本独特の「品格」については次の章に譲るとして、ここでは、日本と正反対と言える文化や生活習慣をもっているラテン系の国々について見てみましょう。

2007年、旅行作家協会の仲間たちと一緒にキューバに行ってきました。そこで目にし体験したものは、ラテン系の人々についての先入観をはるかに超えるものでした。
肌の露出が多いと下品? 出会ってすぐ口説くような女性は品がない安い女? そんな感覚はゼロです。
女性はきゅっと締まりのいい足を惜しげもなくさらし、男性は盛んに彼女たちを口説きます。それらをうまくいなしながら、彼女たちもいい男探しに夢中。際どいスキンシップや相手の欲求をうまく引き出す言葉を使って、自分のものにしようとします。
今、気持ちよければいい。今、最高の時間を過ごしたい。
ラテン系の人たちは、刹那に生きています。だから、明るく開放的で積極的。見方を変えれば、彼らこそ自然で美しい生き方をしていると言えます。

人間はこの地球上で唯一、不自然な生き物です。だからこそ、暗く苦しく醜いことも起こります。それ以外の「自然」には、そんなことはひとかけらもありません。だから、自然はどんなものでも美しいのです。
ラテン系の人たちは、嫌なことは嫌とストレートで、感情豊かで、とにかく自由奔放に生きています。
女性が男性にしなだれかかって愛の言葉を囁いている姿は、決して不快なものではなく、微笑ましく真剣で美しいと感じました。生き物として自然な姿だからでしょうね。
集団の和ということを異常に気にするせちがらい日本では、少し普通からはずれたことでもだいたい反対されます。しかし、周りのほとんどの人が反対することでも、覆して押し通した方がいいことだってあるのです。
知り合いに、雲の上の人のような男性を獲得した女性がいます。結局は別れてしまいましたが、その成功体験が次の運を呼び寄せます。「彼と付き合えた」そのことが、彼女の自信になるのです。その時彼女が諦めていたら、後悔の気持ちがずっと心に残って、その後の人生も変わっていたでしょう。
いい意味で「いい加減」なラテンの人たちなら、絶対に彼女のようにするでしょうね。とことんポジティブで、後悔なんかしないのです。
この日本で彼女たちのように振る舞い、「都合のいい女」ではなく「素敵な女性」になることは難しいでしょうが、でも、そんな価値観を用意しておくことは大切だと思います。例えば、お寿司をみんなで食べる時、大好きなものを食べずにいたら人に取られてしまいますね。欲しいものをゲットするのは、恥ずかしいことではありません。それに一度くらい、男性をブンブン振り回すような、奔放な明るさを楽しんでみてもいいでしょうしね。
品格品格と堅苦しく考えてばかりいては、突破できない壁もあります。そうした壁は、ラテン系のような率直な力業でしか崩せません。
彼女たちに学ぶべきことは、たくさんあるのです。

【習慣】
惚れたら負け? いいえ、惚れ抜いたら勝ちです。ふられたら負け? いいえ、プラス思考で最後に笑えばいいのです。

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この連載について

初回を読む
恋は探すものではなく、やってくるもの。
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【著者】
いつか(旧:角川いつか)
東京生まれ。著書は『一流のサービスを受ける人になる方法』(日本経済新聞出版社)『ガラスの天井のひらきかた』(KKベストセラーズ)『わたし幸せじゃないの?』(経済界)など、電子書籍を含め50冊を超える。恋愛・結婚についての辛口エッセーやビジネスマンの成功と孤独に焦点をあてたビジネス書など、幅広いジャンルの執筆活動をしている。
世界50カ国以上を駆け巡り、各国、各界に多彩な人脈を持つ。テレビのコメンテーター、ラジオ出演、講演、トークショー、企業セミナーのプロデュースも行っている。
「角川いつか」として上梓した著書は多数。ベストセラーとなった『成功する男はみな、非情である。』(PHP研究所/だいわ文庫)、『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』(PHP研究所)はアジア各国で翻訳された。

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