『ショパンとデッペに学ぶシンプルなピアノ演奏法』エルギン・ロート+コサキ共子

あなたも楽に美しくピアノを弾きたいとは思いませんか?
19世紀の偉大なピアノ教育者、ショパンとデッペから、生理学的に正しく、かつ音楽的に美しく弾けるピアノ演奏法を学びましょう。

 
【内容】
まえがき
フレデリック・ショパンとデッぺの伝記
Ⅰ. フレデリック・ショパンとデッぺの「芸術理想」
1. 改革者――革新者
2. 教師―教授
3. 演奏技術と(音楽的)想像力の一致
4. 演奏の真正性
5. 音と響き
6. 耳と聴くこと
Ⅱ. 運動感覚的な基本
7. 姿勢と腰掛け方
8. 演奏中の動き
9. 誇張、見せかけ、興奮状態のない演奏
10. 簡素
11. 軽快さ
12. 柔軟性――Souplesse
Ⅲ. 演奏技術の基本
13. フレーズ――緊張感の維持
14. 自然落下――Chute libre
15. 「手の重さのみで弾く」
16. 「音を引き出す」――打鍵するのではない
17. まず初めに:5本指の練習
18. ゆっくり練習
19. 初めはピアニッシモで練習
20. 指
21. 音階と親指
22. 手の位置
23. 手と手首
24. 肘
25. 腕全体
Ⅳ. タッチの種類
26. レガート――スタッカート
27. 反復打鍵
後記
付録/要約
参考文献
後注
 
【著者】
エルギン・ロート(Elgin Roth)
ピアノ演奏法を専門として、1976年からハンブルク音楽大学で、1996年からはハレのマルチン・ルター大学音楽研究所で教鞭をとる。ドイツ国内外で、多数のワークショップ及び講演会を開催。本書以外に、『ピアノ演奏と身体感覚』が出版されているほか、エリザベート・カーラントの著書4冊のレプリントを発行している。
 
【訳者】
コサキ共子(こさき ともこ)
ピアノ専攻。宮城学院女子大学音楽科卒業。フライブルク国立音楽大学卒業。ホーフ交響楽団附属音楽学校鍵盤楽器科長。バイロイト教会音楽大学講師。
著書に、鈴木鎮一の音楽教育理念、母国語の教育法を取り入れたドイツ語のピアノ教則本“Hören und Spielen 1”と“Hören und Spielen 2” (Geiger Verlag)、訳書に『音にいのち在り―鈴木鎮一の教育センス』(才能教育会発行)の独語訳“Im Klang ist das Leben” (Geiger Verlag)がある。
  
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