小さな神様が、今日からできる51の法則を、物語を通じて教えてくれます!
幸せになるのは、ちっとも大変じゃない!
【本文より】
幸運の法則に気づきさえすれば、誰だって幸せのなかにいられるようになる。よく「サクセスしたい!」と言って、成功をつかみにかかる人がいますが、この法則を理解していないと、道を誤るだけでなく、とんだしっぺ返しにあう危険性が大なのです。成功すれば幸せになれると思う方がいるようですが、じつはまったく逆です。幸せな人間にしか真の成功は訪れない。幸せとは心の状態のことです。これまた無茶をしてつかもうとするものではありません。法則に気付きさえすれば、あとはそれに身をまかせれば良いだけのこと。
この本では、“お陰さま”と呼ばれている背の低いオバさんと、彼女のボーイフレンドらしいある人物が、そんな仕組みで成り立っているこの世界で幸運を逃さず幸福になる方法を教えてくれます。
今でも私達は「お陰さまで元気にやってます」とか、「お陰さまで創業十周年を迎えました」などと言いますが、お陰さまとは、そんな日常会話の中にさえ登場する神様であり、私達の人生を「陰」で支えてくれている、八百万の神のうちの一人です。お陰さまは、『古事記』や『日本書紀』に登場するわけではありません。いわば日本人の心の中に棲んできた民間信仰の中の神様です。
お陰さまとはまた、生まれてきた世界への信頼をあらわす言葉であり、命への信頼をあらわす言葉だとも私は思います。もっとも、この物語に登場するお陰さまに、“合コン命”の主人公の薫はひどく面食らうのですが――。
では、どうぞこのささやかな物語を楽しんでください。
【内容】
◆プロローグ この物語を始める前に
◆あやしいオバさん
◆惚れた!
◆一瞬先は闇
◆桜子とのランチ
◆YOGENカフェ
◆お陰さま、綾小路麗華
◆幸せってなんだろう
◆麗華先生との買い物
◆老子、福ちゃんの教え
◆穏やかな時間
◆アホになれ
◆隠された感情
◆路上のティッシュ配りでわかること
◆服のセンスがダサすぎる
◆幸太郎とのディナー
◆人を喜ばせるということは
◆完璧なデート
◆楽しくなければ続かない
◆平日の昼、父は
◆みゆきって誰?
◆幸せは築くもの
◆誰かのために
◆店じまい
◆人生でほんとうに大事なこと
◆残された時間と門出
◆お陰さまがついている!
◆エピローグ それから二年後、とある病院の分娩室で……
【著者】
檀れみ(だん・れみ)
東京都出身。OL、ライター、銀座高級クラブホステスを経て作家に転身。独自の語り口と鋭い洞察力で各メディアから注目を集めている。
著書『こんな男に女は惚れる 大人の口説きの作法』(講談社)、『ダイエット・パラダイス』『冷たい熱帯魚』(以上、幻冬舎)、『LOVE&JOB 賢い女の社交術』(主婦と生活社)、『テッパン男』(ヴィレッジブックス)。
電子書籍『モテるひと言 女性に好かれる38のコツ』『女の仕掛け 男に好かれる賢女のルール26』『男心の掌握術 男を動かす女の駆け引き29』『育児モテ! 妻に感謝される、デキる男のサポート術20』『売れっ娘ホステスのダイエット泣き笑い物語 しくじって行きついた(秘)やせルール20』『銀ホス直伝 口説きのマナー25』『夜の女の恋愛「裏話」』『紳士のルールズ モテる男の口説きのポイント73』『幸運をはこぶお陰さま 人生が変わる幸せの法則51』『好かれて幸せになる生き方 イイ男、イイ女に学ぶ、可愛がられるモテ法則44』『一生モノのモテ理論 理想の女性を射止めるテッパン法則 31のルールとタブー』などがある。
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