『成功する男はみな、非情である。 人生の勝者が遵守する残酷すぎる行動原則61』いつか


一流になるために犠牲にしなければならないものとは?
百戦錬磨の強者しか知りえない成功哲学とは?
何を守ればいいのか?
何を捨てればいいのか?
「壁」を突破し、未来を切り拓く武器としての帝王学を伝授!

【本文より】
ここに、二〇冊の日に焼けたノートがある。
二〇代半ば、各界の有力者三〇人にインタビューする機会があり、そのときの記録もそのノートにある。そこには、無名から有名になっていく過程がびっしりと書かれている。
私にとってはパンドラの箱だ。
再び読み返してみると、このノートの中には法則らしきものが隠されているような気がした。
生まれ育った東京から始まり、二〇歳前に叔母の住むアメリカへ渡り、しばらく暮らしたニューヨーク、そこから始まる世界中の取材や旅の中で、私は数多くの成功者に出逢った。
オフィスで、レストランで、バーで、「星」たちは熱く語った。
私が開けたパンドラの箱には何が書いてあったのか?
あなたが目指す「成功」の先には、いったい何があるのか?
真の「成功者」となり、「幸福者」であって欲しいあなたへ、この本を贈ろう。

【内容】
第1章 成功する男には、「非情の哲学」がある。
「普通ではない」が、成り上がるための条件である。/できる男は、殺気に気づくことができる。/モテる男とモテない男の差は、「行動力」である。/本当に怖い男は、「礼儀」を心得ている。/一流人は、つき合うメリットを初対面で瞬時に見抜く。/勝負師は、「負けたら裸になる」ことを知っている。/成功者は「貸し」をつくろうとし、「裏切り」を許さない。/「自分は卑怯者」と自覚する人間が成功する/“思う存分”やろうとする人間は、決して“背負わない”/超能力者にも勝つのが、成功者という名の「変人」である。/沈黙は「金」ではない。「無能」である。/大物の哲学は、万国共通である。
第2章 成功する男は、“バッサリ”斬り捨てる。
闘争本能を持ち続けた男が、最後は勝つ。/できる男は、女との関係でも平然とルールを破る。/真の成功者は、近づいてくる人間の下心を見抜いている。/成功者は、“平凡な幸せ”に拘泥しない。/勝負すべき自分のフィールドを知っている者だけが、成功する。/情に左右される生ぬるい人間に、人はついてこない。/過去を潔く斬り捨てる人間だけが、チャンスをものにする。/「お客様は悪魔」という前提が、ビジネスを成功に導く。/成功者が決断を下すときには、「泥棒の論理」が働く。/成功者は、嘘をついていても目をそらさない。/非情な男は、「冒険」ができる。/勝つ人間は、「勝利の美酒に酔いしれる自分」をイメージできる。/「結果がすべて」というルールを認識している人間だけが成功する/敵を徹底的に打ちのめせる人間だけが、真の勝利をつかむ/成功者は、「三つの自分」を持っている。/「待つ力」を持っている人間がチャンスをつかむ。/「ナンバーワン」を意識する人間だけが「ナンバーワン」になれる。/一流のビジネスマンは、目標数値をいつでもどこでも正確に言える。/一流のギャンブラーは、負けの味も知っている。
第3章 成功する男は、「孤独」を武器にする。
成功者は、「自分が生き残る」ことを第一に考える。/自分で道を切り開く者は、「平和な理想社会」など期待しない。/決断力のある人間は、情に左右されず優先順位を組み替える。/非情な男は、女性関係でも“ずる賢い”。/大物は、“話は大きく、数値は細かく”話す。/成功体験を積んだ男には、アクと自信がある。/大物は反省せず“反論”し、気にせず“気にかける”/中核を狙う女は、一発逆転の裏技を使う。/一流の経営者は、無能な人間を叩き出す「わかりやすい人事」をする。/一流のリーダーは、仲の悪い者同士を自分のために競わせる。/成功者は、合法的に自分の靴の裏を嘗めさせる。/カリスマは、敗者となっても相手を呑みこむ。/大物は、自分流の「孤独の癒し方」を知っている。/成功者は必ず「運命の五人」に出逢っている。/非情な男に、電話はつながらない。
第4章 成功する男は、「夢」を求めない。
金持ちは、金の動きを正確に把握している。/真の成功者は、自分の努力を知られることを恥と考える。/成功者は、長時間労働を続けても疲れることはない。/勝とうとする男は、俳優並みの努力で外見を演出する。/大物同士のサークルでは、仕事の話はほとんどしない。/ポジティブな成功者は、いつも最悪の事態を考えている。/成功を志す人間は、自分の評判をコントロールする。/大物は、自分の論理に合わせて事実を曲げることができる。/成功者は、「運命」を運んでくることができる。/成功に、「夢」は必要ない。/成功者には、「自分のこと」として話せるエピソードがたくさんある。/大物であればあるほど、人知れず「負の歴史」を持っている。/勝者は、「人生哲学」が「エゴ」の言い換えであることを知っている。/成功する男は、人生を「おとぎ話」にしない。/愛すべき非情な男は、ストイシズムを持ち合わせている。

【著者】
柘 いつか(旧:角川いつか)
東京生まれ。著書は『一流のサービスを受ける人になる方法』(日本経済新聞出版社)など、電子書籍を含め50冊を超える。恋愛・結婚についての辛口エッセーやビジネスマンの成功と孤独に焦点をあてたビジネス書など、幅広いジャンルの執筆活動をしている。
世界50カ国以上を駆け巡り、各国、各界に多彩な人脈を持つ。テレビのコメンテーター、ラジオ出演、講演、トークショー、企業セミナーのプロデュースも行っている。
「角川いつか」として上梓した著書は多数。ベストセラーとなった『成功する男はみな、非情である。』(PHP研究所/だいわ文庫)、『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』(PHP研究所)はアジア各国で翻訳された。

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