東京に住んではいたけれど、荒川区へ足を踏み入れたのは住み始めてからずいぶんたってからだ。 本格的に散歩記事を書くようになってから何度も歩く機会があった。 最初に荒川区を歩いたのは、都電荒川線の記事を書くためだった。早稲田…
お地蔵さんぽ【vol.55】地蔵尊@西尾久3丁目

東京に住んではいたけれど、荒川区へ足を踏み入れたのは住み始めてからずいぶんたってからだ。 本格的に散歩記事を書くようになってから何度も歩く機会があった。 最初に荒川区を歩いたのは、都電荒川線の記事を書くためだった。早稲田…
身代地蔵尊という旗が風になびいていた。ここは滝野川1丁目。 滝野川不動尊の隣にあったのを見つけた。気になったのは手前にある「江戸三大」「身代自動尊」という石碑。あちらこちらに「身代地蔵尊」あるいは「身代わり地蔵尊」はある…
灯台下(もと)暗しという言葉があるけれど、最近そんな経験をよくしている。 先日、刊行された『ぶらナポ』(駒草出版)も私的ランキングというコーナーがあって、いろいろと近所のナポリタンを食べ歩いていたのだけれど、なかなかいい…
お地蔵さまはいろいろな理由でこの世に現れます。 たとえば、実在の人物をお地蔵さまにした例があります。 それはたとえば千束にある「半助地蔵尊」ですね。半助にお世話になった人々によって建立されました。 また、名前はないけれど…
この連載の初回掲載は2017年6月29日になっている。とはいえ、それ以前より、お地蔵さまには興味があったのでカメラを向けていた。今回紹介したいのは2016年5月13日に撮影したものだ。この日の午前9時、赤羽駅の改札でオー…
名もないお地蔵さまがあれば、そのストーリーがきちんとしているお地蔵さまもいらっしゃる。こちら、根岸の西念寺にある身代わり地蔵は、かなりのネームバリューがある。 西念寺のホームページによれば、古い伊勢音頭の歌詞に次のように…
最初に書いた本はビジネス書だった。 本名で書いたのだけれど、これがけっこう売れて、僕はビジネスライターと呼ばれるようになっていた。 それが30歳の時のこと。 30代は下関マグロというペンネームでエロ本などにコラムを書いて…
お地蔵さまとの出会いで、僕が理想とするのは、散歩の途中でいきなり出くわすというものだ。お寺の境内などではなく、路傍にたたずんでいるお地蔵さまが好きだ。 先日、三鷹市で取材を終え、ちょっと遠回りをして吉祥寺駅まで歩くことに…
先日、週刊誌の記者から「先日、マグロさんをテレビで見ましたよ。町中華を案内してましたよね」と言われた。 ええ、出てました、とお答えすると「やっぱり、マグロさんですよね、名前が違うから、アレッと思っちゃって」とのこと。 僕…
45才を境に僕の収入は減少していった。もともとフリーの身なので、仕事が来なければ収入は減る。そのため、家賃が払えなくなり、引っ越しを余儀なくされた。それまで住んでいた四谷から早稲田鶴巻町に引っ越したのが、2004年8月の…