会話を回し、ビジネスで成功するための具体的な行動、ルール、タブーを伝授!
【本文より】
この本の大きな特徴は、すべて実際にあったエピソードをもとに書かれている点です。登場するのは、あなたのすぐ隣にいるような人々。つまり話し方のセミナーを主催するようなプロでもなければ、テレビなどで活躍するおしゃべりのプロでもありません。
そんなふつうの人々が、私やあなたが直面するような、他人にとってはたいしたことでないことでも、当人にとってはダメージを感じる問題をどんなふうに考え、どんな態度を見つけ出して解決してきたか、それが具体的に述べられています。
【内容】
はじめに 自信と勇気をとりもどすために
第1章 コミュニケーションをとる
アイ・コンタクトがこころを開く
ひとつだけ言葉をつけくわえる
挨拶は相手の表情が明るく変化するまで声をかけてみる
しゃべれなくなるパターン
封じられた人なつこさ
根拠のないおびえ
「もし……」からはじめる
最悪のケースを考えて対応を決めておく
第2章 自分の型を見極める
ストーリーテラー型とコメンテーター型
緊張と弛緩
聞き手であるがゆえに気に病んでしまう
聞いている相手が飽きているサインを見逃さない
話を奪われたことを喜ぶ
大胆に省いてはじめよう
同じ話を繰り返している
いちばん話したいことをクイズにする
コメンテーター型の共通点
言いかえのトレーニングを
ダメな過去は忘れたふりをする
自分が聞きたいことではなく、相手が言いたいことを聞く
気のきいたコメントは必要か
話がつづかない言いまわしを避ける
才気よりサービスをこころがける
第3章 間違いを伝える
自分に原因があるのか定かではないとき
個人攻撃を受けないためのバリア
相手を攻撃するときはけっして人格にはふれない
「ぜったい」「いつでも」はタブー
相手をまるごと認める
部分を全体に拡大しない
相手を責めないでただ自分の感情をすなおに言う
控えめに「……してほしい」と言う
人格と行為を分けて考える
人格否定は言いかえることができる
余裕をとりもどす方法
間違いの指摘はむずかしい
やる気のでる教え方
段階的に指摘する
相手を肯定する条件を探す
「気分がいいから叱る」わけではない
相手をがっかりさせたくない
見当違いな切り出し
気がいいゆえの口下手
「いい知らせと悪い知らせ」のレトリック
発想はいただいて、しゃべるときにはレトリックを外す
第4章 アイディアを生み出す
クリエイティブな態度
アイディアにはユーモアが必要
どんどん口を開く
雑談がもたらすふたつの快楽
バカバカしいことから話しだす
3つの相づち以外は言わない
どんな案も肯定する
採用案の発言者は自分の手柄ではない
【著者】
パキラハウス
『ちょっとしたものの言い方』(講談社)といった、ベスト&ロングセラーを出しつづける制作集団(代表・佐藤雄一)。そのほか、『ちょっとした日本人の知恵』『ごちそうさまイタリア』(講談社)、『おしゃべり用 心理ゲーム』(阪急コミュニケーションズ)、『思いどおりにならなかった家』(廣済堂出版)などがある。
電子書籍を読む!