『年卦八索法 平田篤胤の易学研究』天元春日


平田篤胤が『太昊古易伝』で明らかにしようとした占法「年卦八索法」と課題について考察し、篤胤の易に対する考え方を紹介する。

【本文より】
私が伝えたいのは、コロナによって変容してしまったさまざまな人間模様についてだ。
円滑に行われていたセックスも、唾液が恐ろしくてキスさえできなくなったカップルも多い。結婚間近でるにもかかわらず、会いたいのに会えない人たちもいる。風俗関係の業種は、客が途絶えた。
人の体温を感じられなくなり、心も温度変化していく有り様は、あまりにも理不尽だろう。
本書では、多くの人の心の声や、マイナスをプラスに変換する術を記した。困難を乗り越え、人と人との未来を繋ぐために。

【内容】
本書では、平田篤胤が『太昊古易伝』に述べている年卦八索法を整理し、不備と思われるところを生田萬、新田目道茂の著書から補い、さらには同法の理論を展開して、より詳細な占断法について考察した。また別途筮法や思想的な背景についても本文を要約して紹介し、それによって年卦八索法の体系化を試みたものである。

【著者】
天元春日(てんげん・かすが)
国学院大学文学部神道学科卒。易学・易占研究家。
東京易占学校にて周易・気学等を学ぶ。
 
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