女を口説き落とすクソゲーの法則【vol.3】女性語を理解するのは無理ゲーです(2)

(前回の続きです)

微かな違和感を感じつつも、彼女が美味しそうに食べている姿を見ると、それはすぐに消えてしまいます。

夕方となり、二人でアウトレットに行くことになりました。あなたは何か口実をつけ、彼女へプレゼントを買おうとしています。あるいは、彼女の嗜好を確認する意味合いもあります。
そして彼女はこう言うのです。

「ねえ、この洋服、かわいいよね」
「この帽子かわいいから、あなたにきっと似合うわ」

雑貨屋さんでは、

「このマグカップ、かわいい!」

あなたの違和感はすでに、「理解不能=Unbelievable」な領域に到達しています。
「こいつ、大丈夫か? 頭に虫でもわいているんじゃないか」と。プレゼントも、結局買わずじまい。
でも別れ際に彼女は、「一日ありがとう。楽しかったわ」とお礼も言ってくれたし、次回の約束も取り付けた。何より、一緒にいてとても楽しそうだったから、デートは大成功。しかし、あの「かわいい」の連発だけは分からない……。

さて、私小室友里からすれば、彼女の言動は不思議でもなんでもありません。
女性とは、えてしてこういうものです。多くの女性にとって「小さい、愛らしい、綺麗、美しい、形がいい、珍しい」といっ表現は、すべて「かわいい」という表現に集約されるのです。
女性同士では、動物が「かわいい」のと、お皿が「かわいい」のは、それぞれ別々の意味として捉えられていますから、どんな意味なのか悩むことはありません。
これはとっても便利な言葉で、同じ言葉でも、シーンによって棲み分けがなされています。でも男性にとっては奇異に映ることでしょう。理解不能がたたり、おおいにストレスを溜め込んでしまうこともあるかもしれません。
女性語を理解しようとしてはいけません。どうやったって、あなたが悩むだけ。しょせん、無理ゲーなのですから、割り切りが必要なのです。

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