女を口説き落とすクソゲーの法則【vol.1】恋愛とはそもそもクソゲーである

こんにちは。ラブヘルスカウンセラーこと小室友里です。

普段ら私は多くの方の恋愛相談を受けていますが、つくづく感じるのは、男性にとっても女性にとっても、恋愛は、人が生きていくうえで根源的かつ永遠のテーマだということです。
一度きりの人生をより豊かに、彩《いろど》りあるものとして生きるには、男性にとって女性の存在は欠かせません。なぜなら女性は、男性には持ち得ないあらゆるものを持っているからです。
それは何も、身体的なもの、性的なものに限ったものではありません。女性特有の可愛らしさや優しさ。そしてそれらを愛でることによる男性の精神的な充足は、女性の存在なくして得られない、至高の快楽といえます。

でも、実際に女性と会話したりお付き合いしたりしてみると、自分とのあまりの違いにびっくりすることが多いでしょう。
同じ人間でも、男性と女性は「これほど違うのか!」というほどに、ものの考え方、感性、嗜好、行動が異なります。その差は、「生まれた星が違う=異星人」なのではないかと思ってしまうほどの差異です。
それを乗り越えて女性を口説き落とすには、男性諸君はモテる男になる技術をマスターしなければなりません。時に退屈なことも我慢し、経験を重ね、困難を乗り越えていく努力と忍耐が必要です。
そしてそれは、ロールプレイングゲーム(以下「RPG」)に似ています。
あなたは、ゲームのプレーヤーであると同時に、世界を救う(彼女を口説き落とす)ために立ち上がった勇者です。そして従者を引き連れ、時には仲間の力を借り、山を越え、海を渡って(ドライブデートなど)、襲い掛かるモンスターを討伐し(ライバルに勝ち)、呪文を唱《とな》え(愛を囁《ささや》き)、アイテム(服、靴、モテグッズなど)を手に入れ、経験値を上げてレベルアップし、ラスボスにたどり着く(セックス)のです。
しかしその道程は、いささか困難を伴います。単純作業の繰り返しのように、まったく楽しくないこともたくさんあります。あまりにハードで、攻略を諦めてしまうこともあるでしょう。そう、「クソゲー」のように。

おわかりでしょうか? 恋愛ってゲームなのです。それもクソゲー。考え方も感性も違う女性を落とすためには、クソゲー的要素(強すぎる敵、あり得ないほどの難しさ、出口のないダンジョン、面倒な会話、単調な繰り返しetc)は、つきものなのですよ。
そもそも男女は違う星の生き物のようなものなのですから、理解し合おうなどという考え自体、おこがましい。女性は毎日愛の言葉を囁《ささや》いてもらいたがるし、大団円での結婚を夢見ますが、男にとってそれはクソゲーそのもの。こんなに面倒でストレスフルなことはありません。
それを無理して精神力でなんとかしようとしても、いつまでも続くものではありません。二人の仲はいつか破綻するか、あるいは精神崩壊のリスクすら考えられます。

私は、既存の恋愛感について、考え方の根本から変えることを推奨します。それは、恋愛とはそもそもクソゲーであるという捉え方です。どんなに退屈でも、アホらしいと思っても、「いま、難攻不落のクソゲーを攻略しているんだ」と思えば案外楽めますし、たとえ攻略できなくてもいちいち落ち込むこともありません。むしろクソゲーらしい部分を楽しんで意中の女性を口説ければ、それは「神ゲー」になるのです。

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