『新ひだか町ノルマンディーファーム発 無敗の三冠牝馬デアリングタクトへの思い』河村清明

逆境に打ち克つ鍛錬の極意とは?
当歳のセリで値段がつかなかった安馬は、どのように見出され、育成されたのか。
岡田牧雄をはじめ、個性豊かな関係者によって明かされる、成長の軌跡。
史上初の偉業の舞台裏!

【本文より】
父エピファネイア、母デアリングバードの2番仔は、セレクトセール2017の当歳市場に上場された。しかし、リザーブ価格800万円ながら落札には至らず、翌年再び、セレクトセール2018の1歳市場に登場することとなった。
ここで同馬を見そめ、落札したのがノルマンディーファームだった。
本書の取材を重ねるうち、岡田牧雄さんからこんな言葉が聞こえてきた。
「セレクトセールでは、世界中から集まった何百人もの関係者が馬を見ているわけです。そうした中でデアリングタクトは、最初の年は主取りに終わり、次の年も1200万の値段しか付かなかったわけですよ。つまり、馬ってそれだけわからないものなんですね。だからこそ、この業界には夢があるんです」

【内容】
序 章 岡田スタッドグループについて
第一章 岡田スタッドグループ代表・岡田牧雄の章
第二章 ノルマンディーファーム場長・富島一喜の章
第三章 ノルマンディーサラブレッドレーシング代表・岡田将一の章
第四章 デアリングタクト育成担当・渡邉薫の章
終 章 岡田牧雄さんと振り返る3冠達成の軌跡

【著者】
河村清明(かわむら・きよあき)
山口県出身。北海道大学文学部国文科専攻を卒業後、株式会社リクルートに入社。1996年に同社を退社したのち、執筆活動を始める。同年、「優駿エッセイ賞」を受賞。
著書『馬産地ビジネス』『JRAディープ・インサイド』『馬産地放浪記』(以上、イースト・プレス)、『三度怒った競馬の神様』(二見書房)、『ウオッカの背中』(東邦出版)、『遙かなる馬産地の記憶』(主婦の友社)、『ウイニング・チケット』(原作、講談社)などがある。
電子書籍『ミスター・ジャパンカップと呼ばれた男 競馬国際化の礎を作り上げた「異端」の挑戦』『競馬 衝撃の敗戦列伝 敗北を糧に頂点を極めた名馬たち』『競馬 衝撃の敗戦列伝2 運命を分けた一戦の知られざる真実』『ウオッカvsダイワスカーレット 天皇賞 運命の15分と二人の厩務員』『JRAディープ・インサイド 主催者が語る日本競馬の未来』『超サバイバル時代の馬産地ビジネス 知られざる競馬業界の「裏側」』、『いのちを繋ぐ馬産地の物語 旅立つサラブレッドの原風景』(共著)など。
競馬関連の著作について業界の内外を問わず高い評価を得ている。
 
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