『競馬 衝撃の敗戦列伝2 運命を分けた一戦の知られざる真実』河村清明


届かなかった栄冠、失われた輝き、人災……。
たった1回のレースが、時に名馬を凡馬たらしめる。
転換点となった敗北をめぐる人馬のドラマを描く!

【内容】
ジャングルポケット――師弟関係の最後のひとしずく
 チーム・フジキセキの再結集
 チームはダービーで完結していた
 現役最強馬を下してJC制覇
ハーツクライ――競馬の面白さと醍醐味、奥深さを示した
 充実期を迎え、世界へ
 死力を尽くした世紀の一戦
 忘れえぬ、ふたつの音
ダンスインザダーク――不運を集約したダービー2着
 「この馬でダービーを獲る」
 弥生賞を勝つも、熱発で皐月賞回避
 和製ラムタラという落雷
ホクトベガ――命を奪った壮絶な〝敗戦〟
 3秒6もの大差をつけたエンプレス杯
 「ベガはベガでもホクトベガ」
 砂の女王へ
 たどり着けなかったゴール
ドリームパスポート――栄冠に届かなかった月見草
 常に不運に見舞われる
 有馬記念で前の馬に激突
 ディープインパクトの呪い?
コスモバルク――道民の熱い視線と声援を受けた北海道の星
 外厩制度改革への第一歩
 大一番で起こったコミュニケーションロス
 行く手を阻まれたチーム・コスモバルク
コタシャーン――起こってしまった〝信じられない一瞬〟
 世紀の大チョンボ
 外国産種牡馬に夢を求められた時代の残滓
 コタシャーン自身が〝何か〟を喪った瞬間

【著者】
河村清明(かわむら・きよあき)
山口県出身。北海道大学文学部国文科専攻を卒業後、株式会社リクルートに入社。1996年に同社を退社したのち、執筆活動を始める。同年、「優駿エッセイ賞」を受賞。
著書『馬産地ビジネス』『JRAディープ・インサイド』『馬産地放浪記』(以上、イースト・プレス)、『三度怒った競馬の神様』(二見書房)、『ウオッカの背中』(東邦出版)、『ウイニング・チケット』(原作、講談社)などがある。
電子書籍『ミスター・ジャパンカップと呼ばれた男 競馬国際化の礎を作り上げた「異端」の挑戦』『競馬 衝撃の敗戦列伝 敗北を糧に頂点を極めた名馬たち』『競馬 衝撃の敗戦列伝2 運命を分けた一戦の知られざる真実』『ウオッカvsダイワスカーレット 天皇賞 運命の15分と二人の厩務員』『JRAディープ・インサイド 主催者が語る日本競馬の未来』『超サバイバル時代の馬産地ビジネス 知られざる競馬業界の「裏側」』、『いのちを繋ぐ馬産地の物語 旅立つサラブレッドの原風景』(共著)など。
競馬関連の著作について業界の内外を問わず高い評価を得ている。

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