「神風」という表現は、週刊ダイヤモンド誌5月20日号の電力10社の決算に関する記事の見出しの文言である。 東京電力ホールディング(HD)は最終赤字だったものの、23年1月時点で予想していた赤字額から61%も赤字を圧縮する…
投機の流儀 セレクション【vol.331】電力業界に吹いた「神風」の正体

「神風」という表現は、週刊ダイヤモンド誌5月20日号の電力10社の決算に関する記事の見出しの文言である。 東京電力ホールディング(HD)は最終赤字だったものの、23年1月時点で予想していた赤字額から61%も赤字を圧縮する…
米景気に暗雲漂う中で、日経平均は年初より1割高いレベルでボックス圏の上限に近いところに張り付いている。日経平均は9日に2022年1月以来の高値を付け、週末にはそれを更新して2021年11月以来の高値を採ってきた。 弱気型…
長期資金は、資本構造の改善や賃上げといった変化に前向きな企業への個人投資家の需要とPBR1倍未満の会社の自社株買いなどが、売り方の勢力に動じない根強い上昇圧力となっている。新年度に入って連騰して、幸先の良さを示したように…
新年度相場を迎え、週報「投機の流儀」2023年4月2日号は、LIVE配信動画にて対応させていただきます。 【テーマ】 ・景気後退懸念と向き合いながら、どう2023年相場と対峙するか ・またその心構え ・直近の相場について…
本稿では、この30年間の日本の衰退ばかり述べてきたのでお読みになる方々も、筆者もうんざりしているが、既報で論文数の激減ということを少し述べたことがある。これについて付言する。 世界で注目されるような論文が国別順位で言うと…
これは古い話だが、日経新聞12月31日号の証券欄「スクランブル」の大見出しの文言である。 昨年は2万6094円で終え、年足としては4年ぶりに陰線を形成した。経済の相対的な安定感から、海外勢の間で日本株優位の期待が年末年始…
先々週末の状況ではS&P500が上値抵抗線を上抜けた。とは言え、200日線は下向きであり、それをS&P500が下から上抜けたので横長のX字型であり「ゴールデンクロス」とは言えない。60年代後半に日本に輸入されて流行った「…
これの前例は1964年に大蔵省主導でつくった日本合同証券である。日本合同証券が株式市場の投げものを買い取って大量に株主となった例であり、それでも「日経平均1,200円」という「死守すべき線」を守れなかったので、1965年…
23年に入ってからの第一週で2万6,000円台が一瞬付けただけであった。この時(2万6,000円台を一瞬付けた時)の特色は、①25日移動平均乖離率の大きいものが上がった。第一週目の週末は日経平均が0.6%高に対して25日…
この言い分は10年ほど前から本稿で言い続けてきたことであったが、数年前の野村證券のOB会で農林水産省副大臣をやっていた小里泰弘氏(野村を退職してから父の労働大臣就任に伴い大臣秘書官に就任。2005年9月11日の第44回衆…