ECB(欧州中央銀行)は3回連続で0.5%の大幅利上げを決めた。スイスの金融大手であるクレディ・スイス・グループの経営不安などが高まっているが、ECBはインフレ抑制を優先させた。金融システムの安定と対インフレ圧力の両面を…
投機の流儀 セレクション【vol.322】欧米、特に米国の金融市場対策は、いつでもやることが早い

ECB(欧州中央銀行)は3回連続で0.5%の大幅利上げを決めた。スイスの金融大手であるクレディ・スイス・グループの経営不安などが高まっているが、ECBはインフレ抑制を優先させた。金融システムの安定と対インフレ圧力の両面を…
本稿では、この30年間の日本の衰退ばかり述べてきたのでお読みになる方々も、筆者もうんざりしているが、既報で論文数の激減ということを少し述べたことがある。これについて付言する。 世界で注目されるような論文が国別順位で言うと…
この言い分は10年ほど前から本稿で言い続けてきたことであったが、数年前の野村證券のOB会で農林水産省副大臣をやっていた小里泰弘氏(野村を退職してから父の労働大臣就任に伴い大臣秘書官に就任。2005年9月11日の第44回衆…
2021年3月から始まった仮称「コロナ相場」は1万6,500円から3万700円まで1.85倍を示現したが、そこが大天井だと本稿では仮定してきている。 しかし、どんな趨勢的な下げ相場でも必ず中間反騰は何度もある。そしてその…
世界の株式債券の下落が日本株の時価総額の全部が吹っ飛んだ勘定になる。 金利の急上昇が景気後退につながるという懸念から9月末は株安が進んだ。 債券は、長期金利の象徴であるアメリカの10年債利回りが9月末に4%を突破した。2…
数値だけから言うと2002年以来の円安である。あの当時は「失われた13年」の末期的現象であったが、円安は輸出業者、主として自動車・電機などの大企業が大いに潤ってお陰で景気が良くなるということで喜んだものだ。ところが、同じ…
先週末の米国市場では、NYダウは終値3万1261ドル、小幅(僅か+8ドル)だが3営業日ぶりの反発となった。日中安値は3万0635ドルと一時600ドル安からの大引けにかけての戻しとなった。尚、CME日経先物は週末値とほぼ同…
先週週明けは4営業日ぶりに大幅反落。水曜日はウクライナ問題緊急事態が遠のいたとのことで大幅高、ジェットコースターのような市況になった。 金融政策の警戒感で米株式市場が10日・11日に大幅下落したのを受けて、そこへウクライ…
これは日経ヴェリタス紙(日経金融新聞)の12月5日号の第一面のトップの大きな見出しである。この新聞も所詮は商業新聞であるから投資家の目を引くようなことを書くのは別に悪いことではない。 但し、ここで少し筆者として私見を述べ…
25日線との乖離率がマイナス5%になり騰落レシオも70%に近づいた。これは昨年3月15日号に「『売って現金で保有しよう』と長期間呼びかけてきたのはこの日に買うためだ」と本稿にしては珍しく買い時だ!と檄を飛ばした時、25日…