一流の男性を引き寄せる恋愛法則【vol.8】孤独を恐れない

孤独を恐れない

孤独というのは悪霊のようなもので、いつ取り憑くかわかりませんし、いったん取り憑かれたらなかなか離れてくれません。
そういう人を孤独から救うには、遊びに連れていったり一緒にいてあげるより、相手の話を聞いて共感・納得し、そして褒めてあげることが一番のような気がします。
共感してもらい、褒めてもらえれば、自分に自信がつきます。自信がつくと、孤独という悪霊は、よほど居心地が悪くなるらしくさっさと逃げていくのです。

「これが自分だ」と言えるような確固とした自己をもっていない人、何事にも消極的で傷つくのをすごく怖がる人、「こうなったらどうしよう」などと未来をわざわざ暗く考える人……。こうした人たちは、みんな自信不足です。だから、孤独になります。
そうすると、『孤独になってつらくて、それを怖がるようになり、人付き合いをしなければいいんだと人間不信に陥り、プラス思考もできなくなって、そしてさらに孤独になり、それを怖がり、人間不信に陥り……』と、悪循環に入ります。
どこかで断ち切らないと、悪循環は延々と続きます。どんどん老け込んでいき、魅力も品もなくなって彼氏も離れていけば、悪のスパイラルは段違いに強烈さを増します。
おかしな話ではないでしょうか?
悪循環は人生にとってよくないことです。ならば、それをやめないといけません。つまり、上記の悪循環の中の、どれか一つを断ち切ればいいだけのことなのです。

次に挙げるうちの一つでも納得できることがあれば、あなたは孤独の悪循環から逃れられます。

・つらさや苦しさを怖がらない。
誰にでもつらく苦しいことは訪れます。それを恐がり何もしないでいて、さらに苦しくなることを選びますか? 目の前には、ちょっとした気のもちようで起こる、素晴らしいことが広がっているのに。

・人をきちんと見る。
人間不信に陥り人づきあいを避ければ、それはそれで楽でしょう。でもそれは一時的なもの。より孤独を怖がり恐れるようになってしまいます。自分と他人、そのありのままの姿を見るようにしましょう。そのためにも、いろいろな人と交流し見る目を養うことが大切なのです。

・ プラス思考をする。
孤独な時間は、人間的・女性的成長のためにあるようなものです。つらいからこそ、人は考え成長していきます。孤独と正面から向き合いましょう。特に一人旅はお勧めです。初めは寂しいでしょうが、それを乗り越えれば素晴らしい歓喜の世界が待っています。拙著『28歳からの女、28歳までの女』に詳しく書きましたが、私がアフリカでの一人旅で経験したように、孤独を越えて歓喜に至りましょう。

ガイドをつけてセキュリーティーが万全
心理学者が言っていましたが、皮膚が寒い(孤独だ)という感覚は幼児体験からくるそうです。でも、右のようなことを一つでも納得し、さらには実践できれば、彼を愛し、周りの人に惑わされず、周囲を巻き込んで自分も幸せになっていけるはずです。
幸せとは「心が満たされていること」だと私は思います。寒いからとたくさんの人と肌を合わせても、心は満たされません。モテているわけでもなく、さらに心は荒んでいきます。大切なあなた自身を安売りしてはいけません。

孤独を恐れなくなった人、さらには孤独を活用して芸事などを身につけるような積極的な人は、大人の素敵な女性になり、必ず品格を高めます。「これで〈・〉いい」ではなく「これが〈・〉いい」と言える自分をもった人にこそ、品格が宿るのです。
独立し凛とした気品ある女性になってはじめて、あなたは恋愛のまっただ中に飛び込み、その充実感を肌一杯で感じることができるでしょう。
それは、孤独を恐れていては絶対に味わえない世界、です。

【習慣】
孤独とうまく付き合いましょう。それができる女性は、相手の自由を尊重できて幸せになれる人です。

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この連載について

初回を読む
恋は探すものではなく、やってくるもの。
女性に備わる特別な力を高めることで、なぜかイイ男から愛される。
人生が輝く!

【著者】
いつか(旧:角川いつか)
東京生まれ。著書は『一流のサービスを受ける人になる方法』(日本経済新聞出版社)『ガラスの天井のひらきかた』(KKベストセラーズ)『わたし幸せじゃないの?』(経済界)など、電子書籍を含め50冊を超える。恋愛・結婚についての辛口エッセーやビジネスマンの成功と孤独に焦点をあてたビジネス書など、幅広いジャンルの執筆活動をしている。
世界50カ国以上を駆け巡り、各国、各界に多彩な人脈を持つ。テレビのコメンテーター、ラジオ出演、講演、トークショー、企業セミナーのプロデュースも行っている。
「角川いつか」として上梓した著書は多数。ベストセラーとなった『成功する男はみな、非情である。』(PHP研究所/だいわ文庫)、『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』(PHP研究所)はアジア各国で翻訳された。

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