>本書は、コロナ禍で露呈した日本の政府・政治における課題を、川柳や短歌風の短文で表現し、それぞれ解説文とともに鋭く斬り込んだ一冊です。突然の一斉休校要請から始まった政府の後手後手の対応、支援のあり方、議員のモラル問題、選挙制度の課題、IT化戦略の遅れなど、7章にわたって幅広く問題点を洗い出しました。コロナ禍であぶり出された構造的問題を浮き彫りにしつつ、リズミカルな表現で政治への親しみやすさを演出。政治に関心を持ち始めた人から高齢者にいたるまで、幅広い読者に「政治あるある」を実感していただける内容となっています。
【CONTENTS】
第1章 コロナ禍のニッポン政府
・3密
・オンライン会議
・日本の総理
・決断は鈍行列車
第2章 大丈夫?有事下の国民支援
・ワーママ
・牛歩
・支援金
・申請手続き
・デジャヴ
第3章 コロナ禍でも変わらない?日本の国会
・重要法案
・答弁マイク
・代読ロボ
・税金という名の木戸銭
・マスクの効用?
第4章 コロナ禍でも変わらない?議員のモラル
・政治資金収支報告書
・議員報酬
・選挙費用
・キャッシュレス
・自粛要請例外適用
第5章 コロナ禍でも選挙は選挙
・万歳三唱①
・万歳三唱②
・走る重鎮
・派閥地獄からは脱却できない?
・就活選挙
・誰のための選挙なのか
第6章 コロナ禍であぶり出された日本のIT化戦略
・IT後進国
・岐路に立つ?テレワーク
・GIGAスクール
・住基カードもマイナンバーカードも
・前途多難なマイナンバーカード
第7章 コロナ後に待ち受けるニッポンの未来
・どうなる?アフターコロナ政策
・打ち出の小槌
・頼みの綱のGPIF?
・入学時期
・使い捨ての労働者
・骨太の方針
・どうなる老後
【著者】
メタボばぁば
過激な社会派ウォッチャー。大手から中小・零細企業に至るまで、業種・職種の異なる5社を渡り歩いてきたことに加え、アルバイトや派遣社員など、いわゆる非正規雇用での勤務経験もある。これらの豊富なキャリアに加え、留学で培った経験を基に、IT/ICT・メディア業界専門誌でのライティングを皮切りに、広く経済分野において取材・執筆活動を行っている。柔軟な思考と俯瞰的な視点を武器に、経済社会問題に斬り込む。
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