『彷徨う性、欲望を満たす「瞬間恋愛」の教科書 出会い系の快楽に救いを求める女たち 13人の実録』東ノボル

カラダだけの関係を求める二人に必要なコミュニケーションとは?
相手の心に寄り添い、カラダで互いを癒し合う極意を13人の実体験から伝授!

【本文より】
「瞬間恋愛」にはふたつの意味がある。
ひとつは、非日常の世界だから成り立ちうる、制度的なるものから自由な男と女の関係である。
そしてもうひとつの「瞬間恋愛」とは、そもそも恋愛の本質は、その瞬間瞬間にしかないという意味合いのことである。
一緒にいて楽しいからまた逢いたいと思うのであって、恋人だからまた逢うのではないということである。
あるいは好きだから一緒に生活をしセックスをするのであって、夫婦だから一緒にいてセックスをするのではないということでもある。
お互いに好きだと思ったその瞬間が全てなのである。
そして瞬間恋愛願望は、誰の中にもあるのである。
たとえ恋人がいようと、あるいは結婚していようとも。
制度は、そうした部分を「浮気」「不倫」という負のイメージで位置づけようとする。
が、浮気と言おうが不倫と言おうが、人の心を縛ったり、規制したりすることはできない。
制度もできなければ、人も人の心を縛ることはできない。
制度の中での恋愛はすべて純粋と言えるだろうか。
結婚生活はすべて愛情と呼べるだろうか。
いずれも否だ。
そこには、親の思惑もあれば、社会的な肩書きや立場、収入などなど、“好き”という気持ち以外の打算や利害が往々にして働いている場合が多い。
とっくに夫婦の愛情関係などなくなっているのに、「出世に響く」「子供がかわいそう」などの理由で、あるいは経済的事情という打算から別れないカップルも多い。
瞬間恋愛は、そうした制度とは本来、無縁のものとして存在する。
制度の下で、おのれに与えられた役回りを演じることも大切かもしれない。
が、自分の気持ちに素直になってみることも時には大切だ。
そこで「瞬間恋愛」は生まれる。
制度から自由な瞬間だけの恋愛として。
また、何の打算もないその瞬間その瞬間をただ楽しくすごす恋愛として。

【内容】
まえがき 刹那の熱情、瞬間恋愛を求めて
プロローグ 非日常に潜む女たちの真実
彼女が受話器を握る時/男と女のスレ違い/恋愛の本質は瞬間にしか存在しえない
私、露出狂なの…――セックス遍歴を重ねる本当の理由(穂乃香 OL/21歳)
シャッター音が忘れられなくて…――エッチなポーズを自己演出するナルシスト(春美 主婦/22歳)
ただひたすら、セックスしまくりかった――北海道から3泊4日、歌舞伎町ラブホテル紀行(ノリコ 社会人/28歳)
バツイチ子持ちの私だけど…――体だけの関係が虚しくなる瞬間(邦子 看護婦/32歳)
夫は世界で一番愛してる人なの…――夫が知らないマゾヒスティックなもうひとりの私(小百合 主婦/30歳)
ひとりの夜が淋しくて…――出会い系には危険がいっぱい(えり OL/27歳)
私たち、おこづかいが欲しいの…――春を売る女子高生の論理と行動(マミ&リエ 16歳/高校生)
お正月に飽きちゃった――感じやすく濡れやすくイキやすい名古屋ギャルの姫始め(ルミ OL/25歳)
もしかしたら穴がないのかな!?――彼氏との初体験を前にギリギリB体験!(リョウコ 17歳/高校生)
せっかく濡れたパンツのままで来たのに…――男が瞬時に萎える理由(とも子 公務員/26歳)
1年間、愛人にしてくれませんか?――1ヵ月3万5000円の画材代の援助を求める画家の卵(ヒロコ フリーター/23歳)
エッチする人はいるけど心が寒いの――ステージを降りた彼女は恥ずかしそうにパンティを脱いだ(ユキ 踊り子/26歳)
夫の束縛に疲れちゃった――こうして彼女は離婚し、僕の奥さんになった(アケミ 主婦/23歳)
エピローグ お互いが本当に楽しめるセックスの前提としてのコミュニケーション

【著者】
東 ノボル(あずま・のぼる)
1955年、東京生まれ。1969年、高揚する全共闘運動の影響を受け、中学3年生の時、ベトナム反戦運動に参加。70年、高校入学と同時に安保・沖縄闘争の戦列に加わる。高校退学後、アングラ劇団に入団。その後、大阪・沖縄を放浪し、30歳の時、東京へ戻りライター集団「フライングキャット」を経てフリーライターとなる。風俗誌、AV誌など20誌を超える雑誌でルポルタージュ等を執筆している。

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