戌年縁起
過去の戌年の政局はどうだったかということをノンフィクション作家塩田潮氏が東洋経済誌1月27日号で述べている。
これを要約すると次のようになる。
1946年吉田茂首相の登場、現憲法公布、58年の戌年は岸信介内閣での解散、70年での解散で60年の安保問題で一応の幕引き、70年は日米安保条約の自動延長、82年戌年は中曽根首相就任、94年戌年は自民党の与党復帰、06年戌年は小泉首相退陣と第1次安倍内閣の発足であった。
このように振り返ってみると、戌年は新首相の初登場などの新時代のスタートの年というイメージがある。
戌年は政治的には平穏な年であった。
戌年の次の亥年の2019年は激変の年になると予想する人がいる。
自民党には参院選について「亥年の凶」という言葉があるそうだ。
この年の参院選では過去2回、大きな苦杯を喫している。
11年前の亥年の07年参院選を迎えた第1次安倍内閣の安倍首相は小沢一郎代表が率いる上り調子の民主党との決戦で大敗した。
自民党に伝わる「亥年の凶」は、来年どうなるであろうか。
改憲の議論の時間は充分にとった方がいい。
国民投票は国政選挙と一緒にやるべきではないと筆者は思う。
改憲賛成か反対かという議論は乱暴である。
逐条々々「ここはこう変えるのはどうか」ということで賛否を問うべきである。
「改憲が賛成か反対か」ということで賛否を問うのは極めて乱暴で危険である。
確認する意味で言うが筆者は一言一句も変えてはならないという教条的な護憲主義者ではないつもりであるが、自民党が進める改憲論には非常に乱暴であり危険なものをふくんでいると見ている。
この問題については折を見て詳しく述べたい。
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【著者】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年、シンガポールに生まれ、長野県で育つ。1961年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、野村証券入社。1974年、同社支店長。同社を退社後、三井ホーム九州支店長に就任、1983年同社取締役、1990年同社常務取締役兼三井ホームエンジニアリング社長。退任後の2001年、産業能率大学講師として「投機学」講座を担当。2004年武蔵野学院大学教授。現在、武蔵野大学大学院教授兼武蔵野学院大学名誉教授。投資歴51年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築。晩年は投資家兼研究者として大学院で実用経済学を講義。ラジオ日経「木下ちゃんねる」、テレビ番組「ストックボイス」ゲストメンバー。
著書『常識力で勝つ超正統派株式投資法』『大損しない超正統派株式投資法』など。
電子書籍『4億円投資家直伝 実践 金儲け学 チャンスを逃さない投資の心得39』『スゴい投機家に学ぶ、金儲けの極意12』『名言に学ぶ金稼ぎ法則 世界の賢人が語るカネの真実40』『クソ上司の尻馬に乗る7つの美醜なき処世術 なぜ、イヤなやつほど出世が早いのか』『詐欺師に学ぶ 人を惹きつける技術 仕事に効く人付き合いのポイント44』『投機学入門』『投資詐欺』『常識力で勝つ 株で4倍儲ける秘訣 投資で負けない5つの心得』『会社員から大学教授に転身する方法 第二の人生で成功するための「たった3つ」の必勝ノウハウ』『株式投資の人間学 なぜ、損する株を買ってしまうのか』など。
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