野村証券時代の先輩から「新時代の到来に目覚めよ」とのアドバイスが何回もあったので、それに対する返信
普通は私信は掲載しないが今回は例外。
冠省
先輩に僭越ながら私見を述べます。
AI・ロボットの新時代銘柄は今にして始まったわけではありません。
私は、昭和51年の富士通ファナックの上場を以て第4次産業革命銘柄の草分けとします。
私はリポートには個別銘柄については触れない方針ですが、個人的な報告をしますと、パークチャーテクノロジー(コード3993)を公開前の売り出しで2,400円を分けてもらって、9月22日の公開日にヨリ5,440円を買い増し、直後に9000円で全部売りました。(その直後に14,450円まであり)。
これは、
①公開前の売り出し株を分けてもらった
②昭和51年公開の富士通ファナックで儲かった体験智があったから
という2つの[偶然]の結果です。
稼働資金の極く々々一部を向けただけですが、こんなことをしていても金融資産は構築できません。
金融資産は市場では、「因果関係・相関関係・偶然」この三つで構築されるし崩壊もするが、上記の例は「偶然」です。私は「偶然に賭ける銘柄選択」は「博徒の行為だから資産の1割以下に留めよう」と呼びかけています。1割でも多すぎます。
本当の金融資産構築は大勢の大きな流れに乗ることだと私は思っていますし実行してきました。
私は、郵政改革相場でも第3波動には乗れず、壮年期相場の大天井で全株を売っていました。その「孤独」に耐えたからこそ、第3波動の大天井の1か月あとのサブププライム破綻の5000円安で買う資金を潤沢に持っていました。そしてリーマンショックの5000円安を本気で買いました。それを15年の壮年期大相場で殆ど全額を換金し、今は「休んで」「孤独」に耐えている最中です。その中で1割以下の資金で上述のようなヤンチャをします。
市場から離れないためのヤンチャ行為を本気でやってはいけません、というのがメルマガ週報の流儀です。メルマガ読者はセミナー後の懇親会を通じて個人的に親しくなるケースが多いが概ねは富裕者が多く、現職証券マン2~3人いるし、野村OBも2~3人います。
私たちは株の儲け話は互いにしないことにしています。
ウォール街の格言に曰く「語る者は儲けず。儲ける者は語らず」。
また本間宗久秘録に「相場をば、知りたる様のしたり顔、知らぬに勝る笑止なりけり」とありますから。
パークチャーテクノロジーの話しなんて普通は誰にもしません。
バカだと思われるからです。
〇〇さんには、私の裏表を知られている仲ですから初めて語りました。
御静聴ありがとうございました。
この連載について | |
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【著者】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年、シンガポールに生まれ、長野県で育つ。1961年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、野村証券入社。1974年、同社支店長。同社を退社後、三井ホーム九州支店長に就任、1983年同社取締役、1990年同社常務取締役兼三井ホームエンジニアリング社長。退任後の2001年、産業能率大学講師として「投機学」講座を担当。2004年武蔵野学院大学教授。現在、武蔵野大学大学院教授兼武蔵野学院大学名誉教授。投資歴51年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築。晩年は投資家兼研究者として大学院で実用経済学を講義。ラジオ日経「木下ちゃんねる」、テレビ番組「ストックボイス」ゲストメンバー。
著書『常識力で勝つ超正統派株式投資法』『大損しない超正統派株式投資法』など。
電子書籍『4億円投資家直伝 実践 金儲け学 チャンスを逃さない投資の心得39』『スゴい投機家に学ぶ、金儲けの極意12』『名言に学ぶ金稼ぎ法則 世界の賢人が語るカネの真実40』『クソ上司の尻馬に乗る7つの美醜なき処世術 なぜ、イヤなやつほど出世が早いのか』『詐欺師に学ぶ 人を惹きつける技術 仕事に効く人付き合いのポイント44』『投機学入門』『投資詐欺』『常識力で勝つ 株で4倍儲ける秘訣 投資で負けない5つの心得』『会社員から大学教授に転身する方法 第二の人生で成功するための「たった3つ」の必勝ノウハウ』『株式投資の人間学 なぜ、損する株を買ってしまうのか』など。
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