ホワイトハウスのラスプーチン」と言われたバノン氏が解任された。
バノン氏は自発的に辞任したと述べているが、バノン氏が主導してきた排外的な政策に共感する白人労働者ら支持層の離反を招く恐れもあり、政権瓦解を回避するための綱渡りをトランプは迫られている。
ブレーントラストのメンバーが次々と辞任をしている。
トランプのような変人でも、優秀なブレーントラストに囲まれるから正常になるだろうと筆者は就任直後は考えていたが、ブレーントラストのメンバーが次々と辞任するに至った。
米南部での白人至上団体と反対派の衝突事件を巡るトランプ大統領が問題発言をした。
国家経済会議のコーン委員長も辞任するようだ。
このような状態で政権瓦解の綱渡りをどのように演ずるか。
政権発足の当初、トランプ当選が伝わった11月9日に一瞬で日経平均が1,000円下がった。
これは、今日を予見しての急落であったのだろうか、その後トランプの政策の良い点だけをことさらに重視して、3,000円上がった、所謂トランプラリーを演じたが、トランプ当選のニュースとともに一瞬で1,000円下がった。
この「市場の直観」は今日になって、トランプ政権瓦解の予兆であったということになる。
相場の現象には、無意味なものは一つもない。
後になって判ることだが、何かを意味している場合が多い。
無意味なものは一つもないのだ。
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【著者】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年、シンガポールに生まれ、長野県で育つ。1961年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、野村証券入社。1974年、同社支店長。同社を退社後、三井ホーム九州支店長に就任、1983年同社取締役、1990年同社常務取締役兼三井ホームエンジニアリング社長。退任後の2001年、産業能率大学講師として「投機学」講座を担当。2004年武蔵野学院大学教授。現在、武蔵野大学大学院教授兼武蔵野学院大学名誉教授。投資歴51年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築。晩年は投資家兼研究者として大学院で実用経済学を講義。ラジオ日経「木下ちゃんねる」、テレビ番組「ストックボイス」ゲストメンバー。
著書『常識力で勝つ超正統派株式投資法』『大損しない超正統派株式投資法』など。
電子書籍『4億円投資家直伝 実践 金儲け学 チャンスを逃さない投資の心得39』『スゴい投機家に学ぶ、金儲けの極意12』『名言に学ぶ金稼ぎ法則 世界の賢人が語るカネの真実40』『クソ上司の尻馬に乗る7つの美醜なき処世術 なぜ、イヤなやつほど出世が早いのか』『詐欺師に学ぶ 人を惹きつける技術 仕事に効く人付き合いのポイント44』『投機学入門』『投資詐欺』『常識力で勝つ 株で4倍儲ける秘訣 投資で負けない5つの心得』『会社員から大学教授に転身する方法 第二の人生で成功するための「たった3つ」の必勝ノウハウ』『株式投資の人間学 なぜ、損する株を買ってしまうのか』など。
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