投機の流儀 セレクション【vol.27】タカタ、民事再生法

タカタが民事再生法の適用申請に向けて最終調整に入ったという。
負債総額は1兆円を超えると見られ、製造業の倒産としては日本史上最大となる。

今はキワモノは東芝一手に集中して出来高も常に2~3番目に多い。
だからこそヘッジファンドや専門業者の短期ディーリングの対象となりやすい。

「売った株と別れた女の話しはするな」という格言が昔から兜町にある。
新人の頃から先輩からよく聞かされた格言だ。

東芝は企業の存続そのものが危うくなるような状態に入った。
そこから東芝は純粋に仕手株として今日も活躍している。

タカタ株が海外の大手が買い取るか、あるいは提携するかして存続するとすれば、上場廃止になったときの安値は投機的対象として旨味があるかもしれないし、また、既報で既述したように西武鉄道が上場廃止が決まったときに200円台まであったものを筆者は上場廃止の最終日に484円で買って、上場を待って初日に1,300円で売った(売ってから3,000円まであった)。
これも過ぎた話だ。

このようなことを思い出しながらヒトゴトとしてタカタが本当に消滅するのか、あるいは上場廃止になってもアメリカ大手の傘下で事業は継続されて、やがて再上場という日を迎えるのか、これは今は筆者には判らない。
「君子危うきに近寄らず」である。
しかし、また「虎穴に入らずんば虎児を得ず」というのもある。どちらをとるかはヒトそれぞれの考え方・生活態度・行動基準・行動規範・大げさに言えば人生観の決めるところであって、筆者が勧めたり、あるいは手を引くべしと止めたりする問題ではない。

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【著者】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年、シンガポールに生まれ、長野県で育つ。1961年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、野村証券入社。1974年、同社支店長。同社を退社後、三井ホーム九州支店長に就任、1983年同社取締役、1990年同社常務取締役兼三井ホームエンジニアリング社長。退任後の2001年、産業能率大学講師として「投機学」講座を担当。2004年武蔵野学院大学教授。現在、武蔵野大学大学院教授兼武蔵野学院大学名誉教授。投資歴51年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築。晩年は投資家兼研究者として大学院で実用経済学を講義。ラジオ日経「木下ちゃんねる」、テレビ番組「ストックボイス」ゲストメンバー。
著書『常識力で勝つ超正統派株式投資法』『大損しない超正統派株式投資法』など。
電子書籍『4億円投資家直伝 実践 金儲け学 チャンスを逃さない投資の心得39』『スゴい投機家に学ぶ、金儲けの極意12』『名言に学ぶ金稼ぎ法則 世界の賢人が語るカネの真実40』『クソ上司の尻馬に乗る7つの美醜なき処世術 なぜ、イヤなやつほど出世が早いのか』『詐欺師に学ぶ 人を惹きつける技術 仕事に効く人付き合いのポイント44』『投機学入門』『投資詐欺』『常識力で勝つ 株で4倍儲ける秘訣 投資で負けない5つの心得』『会社員から大学教授に転身する方法 第二の人生で成功するための「たった3つ」の必勝ノウハウ』『株式投資の人間学 なぜ、損する株を買ってしまうのか』など。

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