投機の流儀 セレクション【vol.14】我々が市場で欲するものは何か、を敢えて明確にしておこう

我々の市場行動の目的は、勉強のために投資するのでもないし、教養を試すためでもない。
市場から自分の取り分を取って来ることではないか。

勉強のためとか、老化防止のためとか、いろいろなことを言う投資家がいる。
結果的に株式投資が自己の修養になり、老化防止になるということは大いにあるだろうし、それはそれで大変結構なことだが、本稿の趣旨は「儲けるためにやっているのだ。目的はそれだけだ。これしかない」と言い切れる人にこそ向くように書かれている。
筆者が言いたいことは「一行動、一目的」「目的の単一性」だ。これも筆者は既報で述べたクラウゼビッツ著「戦争論」の精読で厭になるほど頭に叩き込まれた。
これは基本中の基本である。

【著者】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年、シンガポールに生まれ、長野県で育つ。1961年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、野村証券入社。1974年、同社支店長。同社を退社後、三井ホーム九州支店長に就任、1983年同社取締役、1990年同社常務取締役兼三井ホームエンジニアリング社長。退任後の2001年、産業能率大学講師として「投機学」講座を担当。2004年武蔵野学院大学教授。現在、武蔵野大学大学院教授兼武蔵野学院大学名誉教授。投資歴51年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築。晩年は投資家兼研究者として大学院で実用経済学を講義。ラジオ日経「木下ちゃんねる」、テレビ番組「ストックボイス」ゲストメンバー。
著書『常識力で勝つ超正統派株式投資法』『大損しない超正統派株式投資法』など。
電子書籍『4億円投資家直伝 実践 金儲け学 チャンスを逃さない投資の心得39』『スゴい投機家に学ぶ、金儲けの極意12』『名言に学ぶ金稼ぎ法則 世界の賢人が語るカネの真実40』『クソ上司の尻馬に乗る7つの美醜なき処世術 なぜ、イヤなやつほど出世が早いのか』『詐欺師に学ぶ 人を惹きつける技術 仕事に効く人付き合いのポイント44』『投機学入門』『投資詐欺』『常識力で勝つ 株で4倍儲ける秘訣 投資で負けない5つの心得』『会社員から大学教授に転身する方法 第二の人生で成功するための「たった3つ」の必勝ノウハウ』『株式投資の人間学 なぜ、損する株を買ってしまうのか』など。

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