一流の男性を引き寄せる恋愛法則【vol.7】レディーファーストを受け入れる

レディーファーストを受け入れる

欧米では、レディーファーストは「騎士道」を起源とするマナーの基本中の基本。日本だって、男性上位と言いながらも、女性を大事にする気風が増しつつあります。アラブ諸国のイスラム教は女性蔑視の典型のように言われますが、本来は女性保護の面がとても強い教えです。

そういう中で、優しい言葉の一つもかけてもらえない、こっちの気持ちをわかろうともしてくれない、敬愛も情もない……などという有様では、せっかくの素晴らしい文化なのに、本当に寂しいことですね。
とても優しくて素敵な女性だけれど、賢くない(女感力が磨かれていない)ために、こうした哀しい状況に陥っている女性は、かなり多くいます。
あなたは決して、軽く思われる都合のいい女になってはいけません。レディーファーストされる女性にならなくちゃ。これは男女平等なんていう話ではなく、男女の関係をうまくいかせるための、とても効果的な方法なのですから。

では、どうすればそうした関係になれるでしょう?
もしあなたが自立した強い女性であっても、「一緒にいて優しくしてあげないと」「守ってあげなくちゃ」と思わせること。彼を心配させるくらいにならなければ、彼氏は安心してしまい、あなたを普通に、あるいはぞんざいに扱うだけです。
心底強い女性(人間)なんかいないんですから、自分の中の弱い面や女性らしい気持ちを、時には引き出しましょう。本当の自分をわかってもらうために。
それに、レディーファーストを実践している男性の姿は美しいのです。男を磨くために、彼のためにも、このマナーを身につけてもらいましょう。

しかし、日本はまだまだレディーファーストの文化が根付いていませんから、彼氏をそのような洗練された男性へと導く必要が往々にしてあります。
――こうしてくれたら嬉しいな。こうしてくれるとかっこいいよ。
こんなふうに、レディーファーストの具体例を、提案型で言ってみましょう。
例えば、エレベーターには男が先に入りドアを押さえて女性を入れ、降りる時には女性を先に送り出す(危険と思われるところはみな同様に)。レストランなどでは、女性が座ってから男性が座る。(女性のバッグなどではなく)重い荷物は男性がもつ。男性は道路の車道側を歩く。建物のドアも男性が開け女性を通してから閉める。欧米のように、車のドアを開けてくれることもあるでしょう。
しかし、そのように言って導いても、彼氏が何一つやろうとしなかったら?
男尊女卑がしみついた人かもしれませんし、キャバクラ依存症の人かもしれません(彼らは水商売の女性にサービスを受け続けていて、それに慣れてしまっているのです)。どちらにしても、素晴らしいお相手ではなさそうですね。
そしてもしかすると、あなたにその資格がないのかもしれません。
思いやりを受けても「ありがとう」の一言すら言えない。ごちそうになるのが当然と、お礼も言わない。きれいで上品な女です、とばかりにツンツンすましている……。
どれも品のない、男性に愛されない態度です。
デート代を払ってもらったら「次は私がごちそうするね」と言えるような心配りが欲しいところです。もし彼氏がそれを拒否したら、適当な時にプレゼントで返しましょう。
彼はその気配りに感心するでしょうし、あらためてあなたを見直します。
そんな〝気品のあるレディー〟に、あなた自身がなっていることがまず必要です。品格ある女性だからこそ、レディーファーストも様になる、ということを、よく心得ておきましょう。

【習慣】
思いやりを持ちましょう。あなたが思いやりある素敵な女性なら、品ある男性は自然にレディーファーストの立場をとってくれます。

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この連載について

初回を読む
恋は探すものではなく、やってくるもの。
女性に備わる特別な力を高めることで、なぜかイイ男から愛される。
人生が輝く!

【著者】
いつか(旧:角川いつか)
東京生まれ。著書は『一流のサービスを受ける人になる方法』(日本経済新聞出版社)『ガラスの天井のひらきかた』(KKベストセラーズ)『わたし幸せじゃないの?』(経済界)など、電子書籍を含め50冊を超える。恋愛・結婚についての辛口エッセーやビジネスマンの成功と孤独に焦点をあてたビジネス書など、幅広いジャンルの執筆活動をしている。
世界50カ国以上を駆け巡り、各国、各界に多彩な人脈を持つ。テレビのコメンテーター、ラジオ出演、講演、トークショー、企業セミナーのプロデュースも行っている。
「角川いつか」として上梓した著書は多数。ベストセラーとなった『成功する男はみな、非情である。』(PHP研究所/だいわ文庫)、『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』(PHP研究所)はアジア各国で翻訳された。

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